日日是好日


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3日間先行上映の初日1番にて鑑賞








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帛紗さばき












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茶室に入る時は左足から、畳一帖を六歩で歩く













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自分の手を信じて












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お茶はね、、、

まず形なのよ。
初めに形を作っておいて、
後から心が入るものなの。
頭で考えないで、
自分の手を信じなさい。













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七転び八起き

地下鉄の時間に本を読みたいと思い、
書店でふと手に取った文庫本が、
森下典子さんのエッセイ「日日是好日」だった。
表紙には潔く一服のお茶。
お茶を嗜んだこともなく、
これといってお茶が好きなわけでもなく、
失礼ながら森下典子さんも存じてなかった。
点てられたお茶と「日日是好日」の題名が、
その時のワタシの欠けてたところに、
ピタッと合ったのだと思います。

読んでいくうちに、
著者がお茶を習う中で感じたことは、
ワタシが走ってる時や大会で完走した時に、
感じたものと似たように思い、
そしてその優しく真っ直ぐで愛情あるお茶の世界は、
職場から家までの間に、
安らぎと癒しを与えてくれて、
帰宅する頃には、
今日1日が無事に終わったことに、
安堵と感謝の気持ちになっていくんですね。
あの頃、弱っていたワタシはかなり助けられました。

只者じゃない武田先生。
先生の言葉一言一言がお茶を戴くように、
心に染み入りました。
この武田先生は一体どなたが演じるのだろう?
映画化されることを知り考えていたけど、
具体的にイメージできませんでした。
ただ、ずーっと以前に1年程習っていた陶芸の先生が、
同じ名前だったので、
少し陶芸の武田先生を重ねていました。
樹木希林さんが武田先生と知った時は、
楽しみ反面、ちょっと違うかなぁ?と半信半疑。
典子さんがお茶に通い始めの武田先生にしては、
お年が、、、ちょっと、、、オホホホ

そして希林さんの訃報。
公開日から1週間前倒しの先行上映が決まり、
その初日初回にスクリーン9へ向かったわけですが、
ほぼ女性観客でシートは埋まっていました。
映画が始まり長めのエピローグ。
武田先生が「日日是好日」と言うと同時に、
それはタイトルバックとなり、
ここから最後までワタシは涙が溢れてしまいました。
武田先生はその役名を樹木希林さんに貸したような、
希林さんはお茶の先生になり、
台詞は全て遺言のように聞こえてしまったワタシです。
生きていく中で大切なことを教えてくれました。
幼い頃から両親から教えられ育てられたはずなのに、
人は知らず知らず楽な方へ向かってしまいます。
いつもある事が当たり前と思ってしまいます。
武田先生、新年のお茶会始めでの台詞。

「私、最近思うんですよ。
こうして毎年同じ事ができるってことが、
幸せなんだなぁ〜っと」

二十四節気に合わせた花や掛け軸やお茶菓子。
季節の移ろいの中でワタシ達は生かされているのです。
季節を感じ、味わい、生きていく。
お茶室はそれを感じられる空間と時間。
その時だけの一瞬の時をしつらえ、
一服のお茶で感じて頂く。

この映画こそ、今年の一期一会でした。

今は来年の大河ドラマ「いだてん」のモデルとなる、
金栗四三の本を読んでますが、
森下典子さんのエッセイ、
「いとしいたべもの」と「こいしいたべもの」も、
これから読みたいと思ってます。
美味しそうなイラストも森下さんなのです。

また、「モリのいる場所」は見逃してしまったのですが、
来月キノでプログラムされてます。
「日日是好日」も、なのです!
楽しみな年末です。

2018.No49 シネフロにて














by jog-daisuki | 2018-11-19 22:14 | 映画を観よう(た~は行) | Comments(0)
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