海よりもまだ深く


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観れました!よかったー

この映画は樹木希林さんの名言集でしょうか?
沁みますね〜








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きゃーーーっ、素晴らしいキャスティング!

いつの頃からか?
ワタシの中で樹木希林と小林聡美は親子だと思っている。笑
もちろん本当の親子ではないが、
2人が醸し出す独特の雰囲気は似た匂いがするのだ。
いつか絶対親子役が観たいと思っていたのが、
2人が登場したシーンでワタシの心は小躍りしてしまった。
「歩いても歩いても」でYOUとの母娘役はあのテンポに拍手でしたが、
サトちゃんが娘だと不思議な安心感と、
将来似た感じに(いやすでに似てるが、笑)なりそう、
お母さん(希林さん)の面影ありますね、
なんて近所のおばさま達に言われそうで納得の母と娘役!

・・・相変わらず詳細もキャストも知らず観ました。へへへ
この映画への予習としては、
是枝監督、阿部ちゃん、希林さんと親子役、以上!

昔(1999年)「恋愛結婚の法則」という、
TVドラマがあって、毎週好きで見てました。
再放送のときはビデオ(まだその時代)に録画して、
全回好きなときに見てましたが、今デッキないや〜。泣
で、そのドラマはキョンキョンが主役で親友役にサトちゃん。
見ているうちにキョンキョンがメグ・ライアンに重なり、
メグちゃんの王道作品にイメージが似ている感じがしてました。
親友のサトちゃんはキョンキョンのお兄さんと結婚されて、
いわゆる義理の姉なんですね。
そのお兄さんはシンガポールだったか?あっちの方に単身赴任。
最後の最後まで出てこないで、最終回に?登場したのです。
そのお兄さんっていうのが、、、阿部ちゃんだったのだ!!!
長い前置きですが、サトちゃんと阿部ちゃんがこの映画では、
姉と弟役だなんて、しかも実年齢はサトちゃん年下。
変だ!断然変だ!と、あのドラマを引きずって観てるうち、
中盤からすっかりサトちゃんの姉役が浸透しておりました。
昨今のサトちゃん映画では、隙のないシャキッ!とした
役どころが多くて、「あんたねぇ〜」なんてシナをつけた、
久しぶりに崩れたセリフが聞けて安心いたしました。笑











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ダメ息子の良多

希林さんのダメ息子が板についてきた阿部ちゃん。
阿部ちゃんが希林さんの暮らす団地へ来るたびに、
団地サイズがその巨体に合ってなく、狭っ苦しいったらありゃしない。
ところ狭しと色んな生活用品やらがゴジャゴジャとしてて、
ビフォーアフターしたらどう変わるかな?なんて妄想しながら見ていた。
よく見ていくと、昭和の家庭に1つはあっただろう、
ホーローの花柄がついた鍋があったりして懐かしくなるね。

是枝監督が9〜28歳まで実際に住んでいた団地がロケ地。
団地に暮らすことは昭和高度成長期のステータスだっただろう。
この団地は5階建てでエレベーターは無論ない。
上の階まで買い物の荷物を持って上がる高齢者は不便だろうな。
昔は外から子供達の遊ぶ声が響いていただろうと想像する。
今はそよ風の音さえ聞こえてきそうなほど、静かなものだ。
大きなタコの滑り台がデン!と構える公園も、物寂しい感じだ。











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テルマエへのオマージュ?笑

こんなはずじゃなかった・・・という誰もが持っている現実。
登場する人々誰もが、「こんなはずじゃなかった」と思っている。
それでも皆んな生活して生きていっている。
思い描いていた道から外れて歩いていても、生きていっている。
そんなものだ、と思えば楽なものだ。
でも、夢は持っていたい。
映画を観ながら、自分の今はどうかな?と振り返っていた。
小学生の頃、中学生の頃、自分の人生設計的なものを書かされた。
その時は絵に書いた餅のような妄想夢人生があった。
それはそれで有りなんだ。
何も考えず夢描いていた人生は、誰だってあるんだ。
それでも年を取っていくと、それなりに自分に合った生き方をしている。
今の自分の生き方は、自分で選択した道を歩いてるだけ。

阿部ちゃんは昔書いた小説で賞を取って以来、鳴かず飛ばず。
結婚して息子もできたが、家庭を持つ能力不足で離婚される。
仕事は小説の取材という名目で、探偵をしている。
入った収入は即賭け事ですられ、生活も養育費も火の車。
母親の団地へ行っては、金目のものを探しまくる。
別れた妻のデートを尾行したり、全くもって冴えない中年だ。
ただ、息子への愛情は不器用ながら強い。
それは、亡くなった父と同じなんだな〜。
父親には似たくなかったから、子供の頃の将来の夢は公務員。











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壊れた家族の一夜

台風がくるというので、予定外に元家族が一夜を過ごす。
台風の夜のタコ公園、父親との思い出、息子の気持ち。
ラジオから流れるテレサ・テンの「別れの予感」

あんた、海よりも深く人を愛したことある?
そんなことできっこないのよ。

台風の夜の母と息子の会話。
翌朝、質屋の親父さんから聞かされた亡き父親の愛情。
カラっと晴れた台風一過の朝、ダメ中年男の腐った気持ちも、
晴れ上がっただろうか・・・。
あのスズリ、売らなかった方に1000点!
次の小説の構想は頭の中に出来上がっていると思う。
ただ書く気持ちがなかっただけ。

なーんかの役には立ってんのよ。

いくつになっても、ダメ息子でも、
母親にとっては可愛い子供なんだね。
静かな団地の木漏れ日の中、阿部ちゃんにぶら下がるように、
腕を組んで歩く希林さんとの母と息子。
ちっちゃい母親はとても嬉しそうです。
蝶々の逸話がまた出ましたね。
ワタシも何年か前のお盆に、アゲハチョウが実家の仏間に現れて、
あー、おばあちゃんだ!と思ったものです。
そのアゲハチョウの右の羽が欠けていたから、なおさら。
おばあちゃんは右足が不自由だった。
あのアゲハチョウはワタシが1人で留守番してるとき現れ、
家の者達が帰ってきたとき見ると、もう姿がなかった。
希林さんが言う蝶々の話は、大きく頷くものです。

父親の話が出てくると、どうも原田芳雄が頭にチラつき。笑
是枝作品のファンの方は、そんな人が多いと思われます。
良多よ、頑張ってくれたまえ!

あ、冷凍庫から出したモロゾフのプリン容器みたいなものに
入った白い物体の正体を知り、かなり衝撃的でした。笑

2016.No48 移住先にて









by jog-daisuki | 2016-10-08 17:20 | 映画を観よう(あ~さ行) | Comments(0)
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