ハドソン川の奇跡


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原題の「Sully」は、チェスリー・サレンバーガーの愛称。
敬意と親しみを込めてのタイトルかな?







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USエアウェイズ1549便

ハドソン川に不時着し乗客乗務員全員無事だったというニュースは、
今でもハッキリ覚えている。(2009年1月15日)
9・11以来、N.Y.における飛行機事故に少しビクッとなったけど、
それはテロではなく経験豊富な機長の判断による不時着と知り、
また全員が無事だったということで、本当に安堵した。
(同時にちょっと、、、映画みたいだなぁとも思った)












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シアトルへ向かう飛行機は離陸後すぐにバードストライクにより、
全エンジン停止に陥る。
管制室からの指示は焦れったくて仕方がない。
こちらの心境は、機内の操縦席にあったから。
チェスリー・サレンバーガー機長は管制室からの指示ではなく、
独自の経験と計算によりハドソン川への着水を選択する。
N.Y.マンハッタン上空わずか850m、4分弱での決断だ。

乗客たちは死を覚悟しただろう。
もしワタシがそこにいたら、これで人生終わりなんだ・・・と思う。
機長と副機長の最後まで冷静な対応。
ベテラン(笑)CA達の的確な非常事態での行動。
いや〜USさん、日本の翼に乗っているような若いCAっていないのね。
どっしりと構えて、危機管理は任せて!と頼もしいです。











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トムもそうだが、アーロンも年取ったな

乗客乗務員全員を救った英雄となったサリー機長。
そこへ国家運輸安全委員会がキャプテンの判断は適切だったのか?と、
検証を行うこととなり、コンピューターシュミレーションで管制室の指示通り
飛行した場合の結果を出すこととなる。

コンピューターシュミレーションのシーンの結果にハラハラしてしまう。
ワタシは今、委員会の会場にいるんだ・・・と錯覚する。
その結果は望んでいたものではなかったが、そこへある要素を付け足す。
人間の経験と勘のようなものと偶然の瞬間など、
様々なものがコンピューターの結果に勝ったのだ。

さらにサリー機長は、言います。
「155人を救ったのは、その場にいた全ての人々のN.Y.の良心」と。
ハドソン川での救出は、そこにいた誰もが各自の意思決定で動いていた。
すべきことをしただけ、その行動の波紋は広がりマンハッタン中が、
素早くハドソン川へと向かっていた。
なんとも気持ちのいいシーンだ。

最後のジェフ・スカリルズ副機長の言葉。
あれ、、、本当に言ったのだろうか?
あの言葉で笑って締めくくることができたし、
自分の意思で動く救出劇や、副機長の言葉なんかは、
いかにもアメリカンで、仮に日本であんなこと言っても、
笑う人いないし、不謹慎だ!なんて叩かれるかもな。
アメリカのそーゆーところは、いつも羨ましいと思うのだが。

イーストウッドは、この映画のために本物のエアバスを購入。
なんというスケール!
そしてよりリアリティを出すために、当時者たちを多く出演している。
(ハッ、あのCAさん達もそーなのかしらん?笑)
エンドロールに現れる当事者たちの笑顔は、
1秒を争うなかでの偶然がもたらした、まさに奇跡なのだ。

2016.No47 移住先にて








by jog-daisuki | 2016-10-05 21:00 | 映画を観よう(た~は行) | Comments(0)
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