列車に乗った男

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この映画は確かキノで観たはずですが、
たぶん夢の中にいたかもしれず、
内容はさっぱり思い出すことができない。

先日TV放送になっていたので、
録画しておき、しっかりと観ました。





おフランス映画はずっとダメでした。
言葉の波長がなんだか眠気誘うし、
アート系に感じて、よく分からないのです。
最近、やっと最後まで記憶に残しておけるようになり、
コメディあり、ホロリとする人生物語もあり、
フランス映画も毛嫌いせず観るようにしています。

「列車に乗った男」はどうして見に行ったのか?
当時はまだフランス映画に対してアレルギーがあったのに。
まぁ、それはそれとして。

1人の男が列車に乗ってやってきて、
薬屋で出会い、自宅に招く元フランス語教師のマネスキエ。
ホテルもクローズしているシーズンオフの町。
薬をのんだ後出て行く男が戻ってくると知っていた。
それから3日間、2人の生活が始まる。

クラシックな屋敷に1人暮らすマネスキエ。
自宅で子供に勉強を教えている他、たぶん退屈な毎日で、
そんなとき薬屋で自分と真逆の男に出会う。
それは憧れのアウトロー。
始めはおしゃべり過ぎる感じもあったマネスキエの印象も、
列車に乗ってきた男ミランが寡黙すぎたせいだ。
同じ時間を過ごすうちに自分にない求めていた部分を、
自然に相手に見つけ出し、最後の日はミランの顔つきさえ違ってた。

ミランは町に残り、仕事を決行する。
マネスキエは列車に乗り、故障している部分を治しにいく。
土曜日の2人の時間は、その先に進むことはないのだが、
屋敷の鍵をもらって寛ぐミランや、
他の町へ行くマネスキエを見ていると、
2人の人生は求めていた場所へ行ったのだなぁと、
じんわりじんわりきますね、これは。

射撃を体験し、アラゴンの詩の続きを教える。
部屋履きをプレゼントし、食堂での勇気をもらう。
優しさに慣れてはダメ、、、そのわけは?

フランス語がわかる方が書いてました。
この映画のセリフは全部敬語が使われていると。
字幕ではキャラクターに合ったセリフですが、
2人が敬語を使っていたのが分かると、
それで観てみたいものです。
なんだか小津映画風なのかな?

パン屋さんでミランがしたマネスキエへの心配りに、
いや〜、グッときますね。







シューベルトの即興曲が全編に流れます。
じんわり〜〜〜。

いい映画でした。
見直してよかった!

2016.No26 TV放送にて
by jog-daisuki | 2016-04-13 21:00 | 映画を観よう(ま~わ行) | Comments(0)
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