晩春

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先日デジタル修復版が放送されていました。
「晩春」「麦秋」「東京物語」の、紀子3部作は全部好きなので、
こちらも録画してDVD保存。





ツボというのは、例の床の間の壺ではなく(笑)、
鑑賞2回目ですが、見る年齢とそのときの環境などで、
見処というか、個人的にウッ!ときた箇所が2つ。

1、アヤが紀子の結婚話に、「いけいけ!いって嫌なら出てきちゃえ!」
素晴らしい、月丘夢路さま。
この映画は1949年モノなので、戦後4年。
あの頃にこんなにも現代風な考えの女性(しかもバツ1)がいたとは。
初めて見たときはサッパリ気づかなかったなー。
適当に言っちゃって・・・ぐらいに感じてたわよ。
でもこの嫌なら出てきちゃえ!は悩んでる相手へ最大級の言葉。
だってワタシもこの言葉を言って2人嫁いだから。笑

2、終盤の京都最後の夜での会話。
父、周吉が紀子へ言う結婚信条、今なら分かります。
分かるけど、実行しなかったワタシ。おほほ
それが今、とっても染み入るんですよぉん。
そしてここで衝撃の一打。

「父さんはもう56で人生は終わりに近いんだよ」

がーーーん!
56歳で人生終わり・・・か。
66年前の寿命は60歳頃だったのかしらねぇ。
(本来の意味合いは分かっておりますが、笑)
このときの笠智衆は45歳ですね。
原節子は29歳なので、ほぼ設定にピッタリなのですが、
笠智衆はもうずっとお父さんです。
いやいや、逆に年相応の役はかえって違和感あるかもです。
小津作品の笠智衆はずっとお父さんでいいですね。

あ、紀子の小野寺のおじさまへのセリフ。
「おじさま、不潔よ」もストレートで、、、
いや、あんた女学生かい!なセリフでびっくりしたわ。

嗚呼、またしても京都へ行きたくなった。
ワタシの心のメッカ、竜安寺がしっとりと登場。
モノクロだから墨絵のような枯山水。
そして鶴岡八幡宮で杉村先生が拾ったお財布は、
はたして届けられたのでしょうか?

うむ!

2016.No28 BS3にて
by jog-daisuki | 2016-04-15 21:00 | 映画を観よう(た~は行) | Comments(0)
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