プロミスト・ランド

e0159176_2054334.jpg

あれは7月だったと思う。
狸小路のあそこで(笑)美味しい御飯を食べながら、
都市と地方について語り合っていた。
(なに、この前置き!すばらすぃ~)

都市は最新のものばかりではなく、古いモノとの共存が必要。
そして地方の担う大きな力は都市にない手つかずの自然と、
1次産業をどう発展し魅力あるものにしていくか。
北海道では農家さんが農作物をただ出荷するだけでなく、
それを自ら商品化し流通・販売までする6次産業をしているところも少なくない。
これからの地方は既存のものを進化していかなくては・・・
と、いう結論に達した熱血講義を受けていたわけであるが、笑

そこで地方の弱み?に付け込んだ危険な融資。
昨今の原発の話題も唾を飛ばしながら語る。
そしてワタシは思い出したのだ。

あっ、もうすぐシェールガスの映画がくるんだよ。
あれもろ地方の話でしょ!
と、言う訳で・・・特に予定に入れてなかったこの作品の公開日をメモして、
行ってまいったという話をこんなに長々と・・・うむむ。





e0159176_2124376.jpg

大手エネルギー会社のエリートであるスティーヴは、マッキンリーへ向かう。
農場しかない田舎町のマッキンリーは、その土地の下に良質のシェールガスが、
埋蔵されているという。
スティーヴの仕事は相棒のスーと共に、安値でその採掘権を買い占めること。
農業で子供を大学までいかせるか?
子供の将来をどう考えてるか?
都会で暮らす人生はどうだ?
将来的にも会社が生活をサポートする。
などなど、巧みな話術で契約書のサインを物にしていく。







e0159176_21312936.jpg

スーのフランシス・マクドーマンド、やっぱり安心して見ていられる演技である。

地元に溶け込むため、フランネルシャツを着こむ。
最高の笑顔とまくしたてる話術、そして細かく小さな文字の規約が載る契約書を、
ビックスマイルで差し出す。
・・・規約って「後から読んでください」など言われても、読んだためしない。
読み進めるうちに、訳が分からなくなってくる。苦笑

「待ってたんだ」なんて、快くサインに応じる住民たちだが、
反対派も健在であり、化学教授フランクが代表的人物。
さらに、上手く進んでいた交渉も環境活動家ダスティンの登場で、
一気に町の嫌われ者に成り果てるスティーヴ。






e0159176_21392239.jpg

スティーヴかダスティンか?といえば、パッと見ダスティンだべさ。ぷぷ
小学校で子供達にもシェールガスを採掘すると、どんな悪影響が町に及ぶかを、
非常に分かりやすく、そして子供心に恐怖感を与えつつ伝える。
いや実際、ワタシもその事実を知り怖くなったくち。笑






e0159176_21432054.jpg

ここで黙って見ていないスティーヴも、住民たちと楽しめる行事を用意したり、
自分の仕事を全うしょうと、行く手を阻むダスティンの落とし穴さえも見つけ出す。
そして、ダスティンの口から信じられない事実を知らされることになる。
いや~、実際大企業ってこんな手を使うのか?
おっそろしーなー。






e0159176_21492172.jpg

結局一番頼りになるのは、自分の信念のみ。
アメリカも代々譲り受けてきた土地の価値は大きなものだ。
土地の上では、大したお金にならない仕事で暮らしているが、
土地の下には、新しい人生が始められる楽な方法が眠っている。
手を伸ばせばその人生のドアが開けるが、
果たしてその人生は、これから続く子供や孫たち、、、へと繋がっていくものか?
土地があって家があれば、いつでも帰れる人生の基礎が待っている。

どちらを選ぶかを住人に委ね、スティーヴもまた新しい人生を土地の上で
始めようとしている。
・・・おまけ付きで、ふふふ

賛成派、反対派、どちらの言い分もそりゃ分かる。
あの最終結論を住民たちに問う前に出会ったレモネード売りの少女。
彼女の物を売る姿に、全てが凝縮されているような爽やかなワンシーン。

そしてワタシ達もどんどん勉強し、どんな人生を送りたいかという、
ぐらつくことない信念を持っておくべきでしょうか。(正直難しいね)

富良野みたいな景色と、懐かしさがこみ上げる音楽もよかった。

2014.No41   ディノスシネマズにて
by jog-daisuki | 2014-09-22 21:00 | 映画を観よう(た~は行) | Comments(0)
<< ジゴロ・イン・ニューヨーク 秋の炭水化物祭り >>