8月の家族たち


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アカデミー賞授賞式のノミネート者席に、久々ジュリアのデカいクチを見て、
あら?どんな作品に出たのかしら?と一瞬興味。

メリル・ストリープと共演、、、
ん~、さぞかし演りにくそうな?
いや、地でいったのか?







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もとは舞台劇なので台詞が飛び交い、オクラホマの8月の暑さが
俳優たちの熱い演技で更に温度が上がってるような
121分間、とにかくグッタリと疲れてしまった。

失踪した父親にサム・シェパード、過去に色々あったワル親父。
そう予感させるムードが漂い、それが確実となったのは
彼のお葬式後のことである。

失踪を機にバラバラだった家族が集まってくる。
母親のメリル・ストリープは病に罹っている。
さらに薬中毒で、ラムネ菓子でも食べてるようにポリポリと
水なしで錠剤を口にしている。
近所に暮らす次女とは母と娘の関係が見られるが、
長女ジュリア・ロバーツとは磁石の対極のようにはじき合う。
三女のジュリエット・ルイス、、、こんなに不細工だったかしら?と
思わずまじまじ見てしまう容姿にアホッぽさも付け加えられ
胡散臭い婚約者ダーモット・マローニーが更に彼女の落ちぶれ感を
醸し出しているというナイスな2人であった。
仲が良いのか?話が進んでいくとこの姉妹の過去も複雑だったのだと
秘密が暴露されるのだが、メリルの妹にマーゴ・マーティンテイルが
お喋りでお節介などこの家族にもいそうな叔母さん役で、なんだか大きな巨体
でもあるもんだから、ちょっとした表情がデ・ニーロそっくりでニヤニヤ。

対する男性陣。
女デ・ニーロの夫にクリス・クーパー。
妻とは違い物静かな印象、ダメ息子ベネディクト・カンバーバッチ君を
優しく見守る父親である。
ジュリアの夫は若い子と浮気しているユアン・マクレガー。
メガネに髭、、、これがまた似合っててユアン色が隠されており
大変大変よろしぃ~んではないでしょうか?
一番まとも?と思ったがどうでしょう。
ジュリアとユアンの娘にアビゲイルちゃん。
少し大人な顔になったけど、まだまだ丸っこい体つき(幼児体型)だわ。





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父親の葬儀の後の食事会。
暑いから上着を脱いで談笑していた男性陣たちを、メリルがバシッと叱る。
そこはカッコ良かったのだが、もう口を開くと毒ばかり吐いて空気を汚しまくる。

舞台作品を映画化すると、ひとつのシーンが舞台そのものになるので
登場人物全員が集合するもんだから、すさまじいエネルギーのぶつかり合い。
この家族、どこでこんな風になってしまったのか?
、、、嗚呼、父親の罪が根っこにあってギリギリな精神状態を保っていたの?
そう思うとメリルがこんなになってしまったのも同情してしまうけど
娘たちに対する愛情はこれっぽっちも感じられない母親なので
夫のソレとは関係ないのか?あー、もうこの家族の一員でなくって良かった。






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病で抜けた白髪の頭をカツラで隠し、「私は何でもお見通しよ」と誰それの隠している
秘密を言い当てる意地悪魔女風なメリル。

家のことはネイティブ・アメリカンの血を引く家政婦に任せているが
最終的には家のことだけでなく、メリルのことも任せてしまうのか?
広大な大地に真っすぐ伸びるハイウェイ、トラックを止めてジュリアが
見ている先には大地ではなく、母親と自分のこれからだったのでは?
スクリーンが暗くなった後、ジュリアはきっと母のいる家へ戻ったと思う。
そう願いたい。

見る者によって思い描くラストは違うんだろうな。
真っすぐ進むか、Uターンして戻るか。
親の介護はどの国でもついて回るものだ。

2014.No19
by jog-daisuki | 2014-04-22 21:00 | 映画を観よう(た~は行) | Comments(0)
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